湖西市新所原東の家の基礎工事を行いました。
しっかり鎮物も地中に埋めさせて頂きました!
当社の基本となる基礎が下図の仕様となっております。
基礎幅:170mm
スラブ厚:170mm
立ち上がり:430mm
根入れ:300mm
なぜ基礎幅170mmなのか...
150mmで施工を行っている施工店がほとんどですが170mmの基礎幅には理由があります。まず、こちらの写真をご覧ください。
縦方向に入れられている鉄筋(スターラップ)にフックが付いているのが分かるかと思います。基準ではフック付きのスターラップとするか、BCJの評定を取得した組立鉄筋を使用しなければならないのですが、評定がとれた物を使用していない施工店が多く存在します...
では、全てフック付きにすればいいのではないか?
確かに全てフック付きにすればなんの問題もありません。ですが、フックを折り曲げるときに急激には曲げられない為写真のように大きくUの字を描きます。すると150mmの幅では鉄筋に対してコンクリートのかぶり厚さが足りなくなってしまいます。
そこで基礎の幅を150mm→170mmに広げてフック付きでもかぶり厚さがとれるようにしております。
また、スラブの厚みも150mmの施工店が多いですがこちらもかぶり厚さがギリギリになってしますので当社では170mmを採用しています。
この仕様を標準としておりますが、もちろんこちらのお宅も許容応力度計算による計算を行い耐震等級3,耐風等級2を取得しておりますので、計算結果でこの仕様以上に補強する部分も出てきておりますが、しっかり図面通り施工されておりました!
土台を据え構造用合板を敷き上棟に向けての準備はバッチリです!