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2022.03.09更新 中庭を囲うコの字の家

防湿・気密工事

小沢渡の家

断熱材の施工が終わり防湿・気密工事中です。

防湿と気密工事は断熱材の種類によって変わります。

吹付断熱の場合は断熱材自体で気密を取れますし、湿気自体を通しにくいため温暖地では防湿工事はされないことが多いです。断熱材を施工するだけで全て終わるので施工は比較的省施工です。

高性能グラスウールの場合は、断熱材自体に気密性能はありませんし、湿気も簡単に通すため断熱材とは別に防湿工事・気密工事が必要になります。

まず気密工事ですが、気密工事とは簡単に言うと、『屋外と室内の間の穴をふさぐ工事』です。

写真のように壁は合板が貼られて外と中が区切られています。この合板に穴がなければ外と中で空気が移動することはありません。

しかし実際は合板の継ぎ目などには小さな隙間があります。この隙間を極力少なくするのが気密工事です。

簡単に気密を取るのであればこの合板の継ぎ目全てに外側からテープを貼ることで隙間を極力少なくできます。ですが手間がどうしてもかかるのでコストは上がります。

そこで当社では防湿と気密工事を同時に行います。

防湿工事は『壁の中に湿気が流入しないようにする工事』です。防湿フィルムという湿気を通さないフィルムで室内を全て覆っていきます。

こうすることで室内で発生した湿気が壁に入ることを防止できます。湿気が移動できないということは空気も移動できないので、気密工事も同時に出来ることになります。

防湿フィルムを施工しても、電気配線などで穴を開けなければいけないのでその場合は写真のように気密テープを貼ったり、コーキングを打ったりして穴をふさぎます。

コンセントの穴も、気密ボックスと防湿フィルムを重ね気密テープを貼って穴を処理していきます。

このように徹底的に穴を無くし防湿・気密工事をしていきます。

吹付断熱と比べるととても手間がかかりますが、『目視で施工品質がチェックできる』『断熱材自体の性能は工場品質で安定している』『グラスウール自体歴史が長いので劣化に対して安心できる』等の良い面があるため当社ではグラスウール+別張り防湿フィルムという方法を標準としています。

勿論他の断熱工法も採用できますので、ご希望があればご相談ください。完璧と言える断熱工法はなく、どの工法にもメリットデメリットがあります。そのメリットデメリットをご理解いただいて断熱工法を選択して頂ければと思います。